珍味(ウナギ)
日本でのウナギの消費量は世界一。
近年では、中国からの輸入量が特に多く、ヨーロッパウナギも日本に入ってきている。
ビタミンA、D、Eを大量に含み、栄養価も高く美味である。
北海道以南、朝鮮半島、中国、台湾、フィリピンの河川の中・下流、湖沼、沿岸域に分布。胸びれあたりが黄色いので、胸黄~ムナギ~ウナギとなったらしい。
■ウナギの栄養
「土用の丑の日」などと言って、ウナギは夏バテ解消に効果的といわれている。
その栄養素は、ビタミンB1、ビタミンA、ビタミンE、さらにはDHA、IPA、レシチン、コラーゲン。とにかく栄養満点だ。
これらの栄養価が他の食品よりかなり高いため、夏バテ解消だけでなく、視力回復、生活習慣病予防、 脳細胞活性化等さまざまな効果が期待できる。
ちなみに「土用の丑の日」に蒲焼きを食す習慣は江戸時代からあったそうな・・・・。
■関東と関西の蒲焼き
蒲焼きは関東と関西とでは料理法が異なる。
関東・・・切腹を嫌い背開きにし、白焼きしたあと蒸して、ふたたびたれをつけて焼く。
関西・・・腹開きで蒸さずにそのままたれをつけて焼く。
また、関西では、蒲焼きを飯の間に挟んで蒸したものを「まむし」といい、さめにくくして食す。
■ウナギの料理(欧米編)
欧米では、ヨーロッパウナギをステーキ、ワイン煮、燻製などにして食す。
■ウナギの料理(日本編)
ウナギの蒲焼きが代表的。他には、白焼き、八幡巻き(ごぼうをウナギで巻いたもの)、う巻き(卵焼きで巻いたもの)、うざく(蒲焼きときゅうりの酢の物)